むくみとは浮腫とも呼ばれていて、血液中の体液が血管の外に流れ出て、血管外皮下組織に過剰に水分が溜まってしまった状態のことです。
むくみは全身性のむくみと、足のむくみなどの局所性のむくみに分けられます。
全身性のものは心臓病などの病気が原因で起こり、足のむくみなど局所性のものは、体内の老廃物などを運んで捨てる役割をしているリンパ液の流れが悪くなることが原因で起こるものです。
足のむくみは、足に疲労物質が蓄積して筋肉が硬くなることにより、結果的に血液の流れが悪くなると簡単に起こってしまいます。
足のむくみは特に女性に多いですが、営業などで外歩きの多い男性にも起こりやすくなっています。
足のむくみは夕方に感じる場合が多く、朝起きたときは顔などにむくみを感じることが多いようです。
女性に足のむくみが多いのは、男性に比べて筋力が弱いので、静脈を心臓へ送り出す作用も弱く、足に余分な水分が溜まりやすくなっていることが大きな原因です。
それに加えて、無理なダイエットや運動不足などが拍車をかけ血液の流れが悪くなってしまい足にむくみが起こりやすくなっているのです。
血液の流れが悪くなると、必要な栄養素も細胞に行き渡らなくなってしまい、必要のなくなった老廃物や水分が回収できなくなってしまうために、むくみとなって表れてしまうのです。
更に女性の場合は、女性ホルモンの影響で排卵後に水分を体内に溜めやすい状態となります。
そのため、生理が終わる頃まで足のむくみが起こりやすくなるのです。
女性はもともと冷え性になりやすいということも、女性に足のむくみが多い原因のひとつです。
足のむくみは、妊娠中や出産後にあらわれる場合があります。
妊娠中期以降には誰にでも足のむくみが起こりやすくなるもので、自然な事ですので多少のむくみは心配しなくても良いでしょう。
但し、1日に500グラム以上の体重の増加があり、足にむくみがある場合は妊娠中毒症の疑いがでてきますので注意して下さい。
妊娠中毒症が重症になると、足のむくみだけでなく全身にむくみが広がり、頭痛や吐き気、胃の痛み、眩暈、視力障害などの症状もあらわれ、子癇、肺水腫、上位胎盤剥離などが起こり、母子共に命の危険性がでてきてしまいますので要注意です。
妊娠中の足のむくみの原因は、胎児の成長に伴って子宮が大きくなるために、血管やリンパ管が圧迫されて循環が悪くなることですので、通常は出産後に解消されます。
足のむくみや疲れを解消するには、リラクゼーションなどで行なわれているリンパマッサージが評判のようです。
リンパマッサージは、溜まってしまった老廃物や水分をすぐに排出してくれるので、足のむくみもすぐに解消されます。
しかし、続けなければ再び足のむくみが起こってしまいますので、やはり自分でむくみを起こさないように工夫をしなければなりません。
足のむくみを起こさないようにするには、血液の流れをよくして新陳代謝を高める事が大切になります。
日頃から階段を使ったり、少しでも多く歩くなどして足の筋肉を刺激して、血液の循環を良くするようにしましょう。
家の中では、足のマッサージや足湯に入るなどすると効果的です。
食事に関しては、塩分の多い食べ物は控え、野菜やフルーツ、キノコ類などカリウムの多い食べ物を食べるようにしましょう。
足のむくみは、生活習慣のなかで少しでも気をつけていれば、起こりにくくなるものですので工夫して心がけるようにしましょう。
足のむくみを解消するには、血行をよくして静脈の流れをスムーズにさせるのが良い方法です。
そのためには、軽い運動で足の筋肉を動かす事も大切なのですが、それにくわえ腹式呼吸をするとより効果が上がるようです。
腹式呼吸は、息を吸った時にお腹の中の圧力が強まり、お腹の静脈が押されます。
そして息を吐くと圧力が弱まって静脈の流れがよくなると考えられているのです。
腹式呼吸を行ないながら足首の体操をすると、普通に体操だけをしている時よりも足がむくみにくくなるようです。
足のむくみを解消するには、段階的圧勾配を用いて足のむくみを軽減できるように作られた弾性ストッキングを着用する方法も効果的です。
弾性ストッキングは正しい履き方でつけなければ効果はないので、自分の身体のサイズにあったものを選ぶ必要があります。
使用する際には、きちんと医師に相談してからにしましょう。